米ヒバについて

試験結果・他木材との違い

米ヒバはこんなにも耐腐朽性・耐蟻性に優れています!

22年間、バスケットボールのリングの柱として土中に打ち込まれていたものを掘り出しました。

毎月3,22年間、バスケットボールのリングの柱として土中に打ち込まれていたものを掘り出しました。
表層に変色はあるものの、材そのものは22年経っても変化がありません。
土の中は地上に比べて湿度が高く、有機物を分解する腐朽細菌や微生物が沢山います。それにもかかわらず、腐りもせずに姿を保っています。

イエシロアリによる耐蟻試験を行ったものです。

イエシロアリによる耐蟻試験を行ったものです
沖縄や九州、四国南部など、高温多湿のところではイエシロアリとヤマトシロアリの2種類が猛威を振るいます。
特にイエシロアリは「自分の住処に水を運ぶ能力」があるという点で、「退治する」よりも「寄せ付けない」ようにする事が大切です。

構造材の寿命に大きく関るのは、腐朽・カビ・シロアリの3つです。
この3つを回避するには、湿度管理が欠かせません。

シロアリに対する木材の抵抗性(沖縄農林局農林部)

抵抗性の区分 樹種
ヒバ(米ヒバ)・トドマツ・カシ・レッドラワン・アピトン
杉・・モミ・ツガ・サクラ・クリ・ケヤキ
ナラ・レニ・セン
極小 アカマツ・カラマツ・米松

耐腐朽性の比較(住宅金融公庫建設指導部)

耐腐朽性の順位 樹種
非常に強い ヒバ(米ヒバ)
強い カラマツ・ベイスギ・ベイマツ・杉・
やや強い アカマツ・ヒメコマツ・ツガ・モミ・ベイツガ
弱い トドマツ・エゾマツ・白ラワン

各種木材の強度及び弾性係数(農林省林業試験場)

樹種 (気乾)
比重
強度
圧縮
(kg/cm2)
曲げ
(kg/cm2)
引張
(kg/cm2)
曲げ弾性ヤング係数
(kg/cm2)
米ヒバ 0.48 532 800 1,030 121
米桧 0.46 400 770 1,100 126
0.44 400 750 1,200 90
赤松 0.52 470 900 1,400 115
米松 0.47 430 720 1,050 127
米ツガ 0.42 350 630 690 99

米ヒバ集成材の強度

基準強度 長期許容応力度 短期許容応力度
圧縮 28.1 10.1 18.4
引張 24.5 9.0 16.4
曲げ 34.5 12.5 22.8
せん断 積層方向 3.3
幅方向 2.7
1.3 2.4
めり込み 6.0 2.9 5.2
(単位:N/mm2)
米ヒバ集成材の強度

強度について、『無垢材は弱く、集成材は強い』というのは間違いです。
無垢材は、強度のバラツキが大きく、一定の安定した強度の物だけを生産するというのは難しいのです。節や腐れの少ない、木目の詰まったいい木材(よく管理された国有林に多い)から、そうでもないモノ(手の掛けられていない造林地に多い)までイロイロです。
一方、集成材は接着前にその木材の欠点(例えば、大節・死節・割れ・腐れ 等)を除去するため、強度の数値管理が行いやすく、さらにその木材の強い部分を集めて製造する事が出来るので、平均的に強度の高いものを製造する事が可能です。